Japanese painting × Wagashi

Shoen Uemura [Taigetsu] Official Wagashi 2020 at Kyoto city KYOCERA Museum

上村松園『待月』公式和菓子

上村松園

上村松園 (うえむらしょうえん) 1875-1949
京都市に生まれる。本名津禰。
京都府画学校、鈴木松年に学んで後、師の了解を得て幸野楳嶺に入門、楳嶺没後同門の竹内栖鳳に師事する。
第3回内国勧業博覧会で一等褒状を得るなど早くから頭角を現し、文展開設以降官設展で活躍。
絵画の伝統を踏まえた上に、女性画家の独自の視点で追求する女性像に孤高の境地を打ち立てた。
1948(昭和23)年女性で初めて文化勲章を受章した。


『待月』

月が出るのを待つ女性の後ろ姿が描かれた作品です。
黒い紗の着物で日本髪の女性が空に月が出てくるのを待っています。
柱の影に隠れ、兎の柄の帯を締め、うちわを片手にしています。
月を待つ心情は様々な解釈を生みます。



デザイン

「作品全体に漂う夏の空気感。」「まだ出ない月を待つゆっくりとした時の流れ方。」「描かれる日本的な道具の風流な様。」
そんなイメージをモチーフに制作させていただきました。
下部分はこし餡の水羊羹で夜の帳を、上部分は和三盆糖蜜の錦玉羹で夏の夕暮れを、中に隠れているのは出番を待つ月を表しています。
また、月を模した黄色い球体は練り切り生地でできています。
レモン果汁とレモンピールをパウダーにしたものを使い酸味と苦味で複雑な心情を描こうといたしました。


展示と販売

京都市京セラ美術館ENFUSE様にご企画いただき、京都市京セラ美術館コレクションルームにご協力いただきました。
2020夏、京都市京セラ美術館コレクションルームにて行われた『待月』展示期間中、ENFUSE様にてご提供させていただきました。