Contemporary art × Wagashi

"平成美術:うたかたと瓦礫 1989–2019" at Kyoto city KYOCERA Museum

"平成美術:うたかたと瓦礫 1989–2019" 公式和菓子

"平成美術:うたかたと瓦礫 1989–2019"

2021.1.23~2021.4.11 京都市京セラ美術館 新館東山キューブにて行われた企画展
"平成美術:うたかたと瓦礫 1989–2019"公式和菓子を制作させていただきました。

展示内容


1980年代後半より現代美術について鋭い批評活動を継続的に行なっている美術評論家の椹木野衣を企画・監修に迎え、
独自の視点で選定したアーティストたちによる集合的活動にフォーカスした平成年間(1989–2019年)の美術を振り返る展覧会 を開催します。
「うたかた」と「瓦礫(デブリ)」をキーワードに、経済的な停滞と未曾有の災害に繰り返し見舞われた平成の時代を、 椹木の視点にもとづきアーティストたちがどのように時代と状況に応答してきたかを探ります。


和菓子のコンセプト

 1989-2019と西暦で表記されるより「平成」という単語を見ると、なにか一つの時代があって、それが終わってしまったかのような錯覚に陥ります。
展示内容はまさにその時代に活躍された美術家・アーティストの紹介と、時代を語る大きな事件とアートの関係をまとめた年表が制作されておられます。
 まだまだ研究され、淘汰されていくには早すぎるのか「平成とは○○の時代であった」というような断定的にはなれないですが、うたかたと瓦礫という というタイトル通り、時代の流れの中に淀むうたかたと、瓦礫(デブリはゴミなのか宝石なのか)といった内容でありました。
お菓子を制作するにあたり、この「うたかた」と「瓦礫(デブリ)」を表現できるように白いきんとんに、氷餅と練り切りでつくったデブリを トッピングいたしました。
通常、和菓子は菓子器に入れられ取り分けられる為に、「お皿にトッピングする」という概念が無いのですが、今回はENFUSEさんとの共同企画ということで カフェでしか出せないような盛り付けになっております。
中には粒餡と季節の果物である金柑を甘露煮にして忍ばせております。

展示と販売

京都市京セラ美術館ENFUSE様、京都市京セラ美術館様にご協力いただきました。
展示期間中、ENFUSE様にてご提供させていただきました。